▼地域と一体の共生・共栄が必要
▼成田空港30万回機能拡充で
2008年5月
NAA(成田空港会社)はこのほど、空港周辺の9自治体で作る「成田国際空港都市づくり推進会議」に対し、真に国際空港にふさわしい機能拡充を目指すには、現在の年間20万回(上限)の発着回数を1・5倍増の30万回にすることができるとの試算数字を発表しました。
これは、東京都などが最近よく口にするように、その利便性から羽田空港を本格的な国際空港に格上げし、成田空港はサブ空港へ―という議論が一方にあるためです。成田空港はその歴史から、多くの千葉県民の血と涙の結果、ようやく今日の空港の姿ができてきているのです。国が一方的に押しつけた空港でありながら、羽田が拡張されたら、今度は国や首都・東京に近いという理由だけで、国際空港に機能を羽田に移すというのは、あまりにも理不尽な考え方です。
成田空港の機能を拡充するには、もちろん、誘導路の整備による滑走路の処理能力向上や駐機スポット、ターミナルビルの整備といった施設面の改善をすることが前提ですが、騒音問題など環境面での課題もクリアしていかなければなりません。真に国際空港都市としての機能を拡充し、成田空港とその周辺都市が一体的な発展を続けていくためには、空港を地域の共通財産とし、地域と空港が共生・共栄する魅力ある街づくりが求められます。
成田空港の機能拡充だけが先行し、地域住民が忘れられるような「ボタンの掛け違い」が再び起こってはなりません。騒音対策はもちろんですが、その他の地域振興策も含めて解決しなければならない問題は多く、私・松下浩明は、県と地域のパイプ役として県議会の場で、これからも積極的に発言していきます。






